2012年10月3日水曜日

トランスフォーマープライム AM-19 ガイアユニクロン。

本日はトランスフォーマープライムから、AM-19ガイアユニクロンの簡単なレビューを
してみようかなと。
ちと今回、評価厳しめです。


ちなみに、小改造済みです。
まぁ、膝の干渉部分を切り飛ばしただけですが。
おかげで膝が曲がるようになりました。




まずはロボットモードから。




さっそく骨の翼と角を齧られましたw
軟質素材で出来ていて、太さも齧るのに丁度よく高さも目の前の気になる辺りに来るので
齧りたくて仕方ないご様子です。
そんな訳でよく見ると骨が一部短かくなっておりますが、気にしないでください。






改めてぐるりと。
ロボットモードは大変よく劇中の雰囲気を掴んでいると思います。
背中に一部主張の激しい意匠がありますがw
まぁ、全体の出来が良いのであまり気になることはないかと。
手に取るまでは、メッキパーツがキラキラしすぎて劇中の土塊感が出ないんじゃないかと
思っていましたが、その辺もあんまり気になりません。

頭部の角、肩の長い角、骨の翼、膝アーマー、右腕の岩の尖っている辺りは
安全のため軟質素材で出来ています。
だいぶ軟らかめの素材のため、刺さって痛いようなことはありません。
アームズマイクロンが左腕になっているのも大きな特徴ですね。
両腕とも肘から下が簡単に抜けるようになっており、上腕側に5mm穴が空いています。
なので、5mmの軸のモノ(アームズマイクロンやメックテックウェポンなど)なら何でも
取りつけられます。
肘関節は下腕側にあります。

問題の膝。改修後。

ロボットモードで問題なのは、顔の両目の塗装がほとんどの個体でずれていることと、
膝関節のパーツが左右組み間違っていること、ですかね。

両目の塗装のほうは、トイザらス、ビックカメラと2店舗で20個ほど見て周りましたが、
きちんと塗られている個体はありませんでした...。
左目が特にひどく下側にハデにはみ出ているものが多いですね。
今回、頭部にヘルメット部分と顔部分でパーツが分かれて変形するので、その辺りが塗装をやりずらくしているのかなぁと思っています。
ただ、ヘルメットをきちんと被せるとあまり気にならなかったりするので、
今の所、塗り直す気にはなっていません。まぁ、そのくらいしか気にならないということでw

膝関節のほうは、パッケージでは正常なので、工場での組み間違えだと思います。
TFではたまにありますねw
初期不良で交換に出すとどうなるのか分かりませんが、私はめんどーなので
ちょちょいとカッターで切り飛ばしてしまいました。
おかげで膝が90度近く曲がるようになりました。

特に可動、変形ともに問題は出ていませんが、やる場合は自己責任でお願いします。




可動範囲は、だいたい上の写真ぐらいです。
足首がほぼ固定なのが痛いですね。膝も改造したところで90度弱しか曲がりません。
肘も90度弱、肩は水平まで上がらず60度くらいといったところでしょうか。
この大きさで腰にロールがないのが少し残念ですね。
ということで、全体的にはあんまり動きません。

まぁ、劇中の巨大ユニクロンの場合あんまり機敏に動いているイメージはないのでいいんですが、
オプティマスを取り囲んでたサイズのユニクロンはガシガシ動いてたので、そちらのイメージだとちょっと厳しいですね。







ビークルモードでぐるりと。

えー、個人的にはこのアイテム最大の残念ポイントです。
スペースクルーザーだそうですが、正直全くそんなふうに見えません。
しかも変形方法もおざなりで、胸を開いて上腕と肩を中に入れ
(特に形が合ってる訳ではなく、しかも固定無し) 足を前に持ってきただけです。
前腕を差し替え変形なのにです。
素人が考えた見立て変形以下の完成度で、変形と呼ぶのもどうかと思うレベルです。



ビークルモード、上下。

この、ユニクロンの顔に見えるよ、というのをやりたかったんだろうとは思いますが、
これはこれで横に大きすぎてバランスが悪く、角も顔からパーツがえらく浮いているので
一体感がありません。
きちんとしたビークルモードがあって、おまけでこのモードがあるのなら理解できるんですが、
これがビークルモードと言われると残念としか感じません。

トランスフォーマーは、変形して楽しんでこそトランスフォーマーなのであって、
こんな適当変形しか出来ないトランスフォーマーはトランスフォーマーじゃないやい!
というのが本音です。

ただ、ユニクロンは劇中でビークルモードが出ない上に、
ロボットモードが有機的で曲線が多いデザインなので、変形自体が
とても難しかったんだろうとは思います。

が、後述のモードを無くして煮詰めれば
もう少しなんとかなったんじゃないの?と思います。
そのくらい、私個人としては、変形はトランスフォーマーにとって重要です。




ビークルモードwithボグ

アームズマイクロンのボグさんはビークル時には先端につけられます。
これで裏から見ると火山みたいですね。
というか変形は火山でよかったんじゃないかなぁと思う次第。顔抜きで。
元ネタのユニクロン樣は星なんですし。










スペースクルーザーに納得いかなかったので適当に弄くってたら出来あがった変形。
やっぱりこの土塊感がスペースクルーザーという設定に無理を言わせているのかも
知れません。
かと言って、スペースクルーザーやエイリアンジェット以外にこの奇妙な塊を変形させる
モチーフがなかったんじゃないかなぁと思います。
地球製ビークルにはどう頑張ってもなれそうにないですし。








ガイアアーマー。

ガイアユニクロンを倒すともらえる鎧だそうです。
個人的に一番残念なのは上述のビークルモードですが、
一番必要あるかなぁこれと思ったのがこのモードです。

しかも各部の合いも微妙でしっかり嵌った感触が無く、こっちをイジればあっちが外れ、
でちょっとイライラしました。







RID Powerizer Optimus Prime with Gaia Armor

通常のアームズマイクロン版のオプティマスや、バトルシールドオプティマスに着せるのは
他のサイトにお任せして、ウチではPowerizer版に着せてみました。

いやぁ、特にアームズマイクロン版と変わりませんね。当たり前ですが。

やっぱり、着せられてる感というか被っているだけ感というか、
実際被っているだけで固定は肩だけなんですが、安定感もなく遊びづらいです。
見た目は派手でいいんですがねぇ。










RID Powerizer Megatron with Gaia Armor

こちらも、Powerizer版に着せてみました。
メガトロンダークネスと造形変わりませんが、肩がメッキパーツじゃないので
塗装剥げの心配が減るかなぁと思いまして。

元々メガトロン樣の股関節が緩いこともあって(国内、海外共に)
立たせるだけでもしんどかったり。

やっぱり、格好良いんですが着せられてる感が強いですね。
しかもメガ樣の場合、唯一の固定場所の肩ですらすぐ外れるのでイライラ感が
さらに強くなってしまいました。

なので、このガイアアーマーのモードは遊びづらいし変形しづらいしで
必要あるかなぁこれ、と思った訳です。

もう少ししっかりがっちり作られていたら、遊びやすくなってお子さんにも
評判良くなりそうなギミックだけに、もったいないと思います。
今の完成度だとお子さんは投げ出すんじゃないかと...。


そんな訳で、ガイアユニクロンのご紹介でしたが、結構、だいぶ辛口になってしまいました。
ロボットモードがとても格好良いだけに、ビークルとアーマーは残念で仕方がないです。
むしろ、残念な出来のビークルとアーマーモードの犠牲の上になりたっているロボットモードが、
格好良いだけであんまり動かないのが問題かもです。

正直、ユニクロン樣が好きというお方や、ロボットモードが格好良ければそれでいいというお方、全部集めるよ全部というお方以外にはあんまりオススメできないアイテムかなぁと言うのが感想です。
いやぁ、ロボットモードは本当に凄く格好良いんですけどねぇ...。