2012年11月2日金曜日

トランスフォーマープライム AM-22 ドレッドウィングとRID Powerizer Dreadwing。

本日のご紹介は、トランスフォーマープライム AM-22 爆撃参謀ドレッドウィングと、
Transformers Prime Robots In Disguise Powerizer Dreadwingです。







まずはパッケージから。








RID版と比べると、AM版の情報量の多さが際立ちますね。

シール未貼り状態で並べてみました。
そしてジェットモードのシール無しを撮り忘れました。





成型色が違うのが見てとれますね。RID版のほうが劇中に近い紺、AM版は
濃い目のメタリックブルーになっています。
メタリックブルーなので、質感はAM版のほうがいい感じですが、メタリックな分、
ウェルドラインが所々あります。この辺はメタリック成型の良し悪しな部分ですが
仕方ないことですし、メタリックの色が濃いのであまりウェルドラインも目立っていません。

シールは主に翼に貼るため、シール無しでもあまり見劣りしないのがAMドレッドウィングのいいところですね。

また、今回アームズマイクロン用のジョイント追加はありません。
元のRID版の時点で、日本のアームズマイクロン用を考慮したような
変形固定ジョイントが腰と脚にあります。
見た目的には軸が飛び出していて少し微妙ですが、その分ガッチリ固定できて
なかなか悪くないと思います。

続いて各部比較。




上がAM、下がRIDです。
成型色の他に、胸のコクピット回りの塗装の有無、顔の金色の色味の違いがあります。
パッケージを見る限り、当初はAM版もこのコクピット回りのシルバーは
塗装される予定だったっぽいですが、オミットされています。

また、頭部、肩のカナード翼、膝、垂直尾翼、機首が軟質樹脂パーツになって
いるのですが、AM版はほどよい固さなのに対し、RID版はふにゃっふにゃです。
頭がフニャフニャなので向きを変えづらいのと、翼がフニャフニャなのですぐ曲がり、
癖がつかないように注意する必要があります。

この辺、サウンドウェーブのAM/RIDと逆になっていますね。



腕回り。青/紺部分の成型色だけではなく、腕などのグレー部分の成型色も
だいぶ濃さが違いますね。
また、RID版は前腕の肘付近にシルバー塗装が施されています。




脚回り。脚は成型色以外、あまり変わりません。
足りない塗装はシールで補われます。



背中。翼の塗装も全てシールで補われます。




付属品。RID版は説明書とパワーライザーギミックの銃と剣が付属、
AM版は説明書が本体とAM用で2種、シールとランナー状態のAM、あとはいつもの販促用です。
本体説明書は広げると同じ大きさです。


シール拡大。今回の余剰シールはディセプティコンインシグニアと撃墜スコア。
余剰インシグニアはそろそろ小さいヤツを用意してくれてもいいんじゃ、と思います。
撃墜スコアは少し大きめなので、貼る場所が限定されるというか正直どこに貼ればいいのやら。


シール無しで付属武器とアームズマイクロンを並べてみました。






パワーライザーギミックの銃は今回も固定できない仕様なので、テープを使って
無理矢理固定しています。
どちらも、単体で見る分には悪くないのですが、ドレッドウィングに持たせるには
ちょっと迫力負けする大きさですね。






シール貼り済みのアームズマイクロン ジグ。
目とヒレにシールが追加され、サメっぽくなりました。
銃器としても悪くない造形だと思います。ただウェポンモードでは尾ビレの下側を
下に開くことになっているのですが、手に持ったときに干渉するため、ほぼ閉めてしまい
あまり意味がないのが残念です。ストックっぽくて良いんですがねぇ。

大きさも、ドレッドウィングは重火器を持っているイメージですが、残念ながら
ショットガンくらいの大きさで、少しイメージに合いません。
ドレッドウィングではなく、他の人だったら大きさ的にも格好良くなると思いますね。






RID付属武器を単体で。
パワーライザーギミックの銃は、銃身部分は良く似てるのですが、
他のパーツはあんまりなことと、コチラもサイズが小さいこともあって、
いまいちな感じはあります。それでもアームズマイクロンよりはさすがに大きいので
少しは迫力が感じられますが。

剣は非常に良く劇中に似ているのですが、コチラも残念ながら刀身が短くて
ドレッドウィングに持たせるとショートソードぐらいの長さしかありません。
こちらは安全基準の問題もあるのかも知れませんね。
どうしても、となれば刀身を延長改造すれば良いだけの話ではあります。




ちなみに各付属武器の長さの差はこんな感じです。


ここで、本体に戻ってシール貼り済みでの比較にいきたいと思います。
まずはジェットモード。









違いは成型色と金色の色味と、コックピット周りの塗装の有無くらいです。
最後に裏側を撮っていますが、コレをやるとAM版は問題なのですが、
RID版は尾翼が自重で潰れます。変なクセが付く前に戻す必要が。


続いて武器ありで。




上部にマウントした様子です。
ここに武器あるとジャマでしょうがないと思うんですが、
そこはトランスフォーマーですから、視界なんて関係ないんでしょうねw
空力的にもどうかと思う配置ですが、その辺もG1光波さんなんて銃の形で
ふつうに飛んでましたしねw











武器を翼下にマウントした様子。
コチラのほうが、ジェット戦闘機的には自然に見えます。
TFでもよく翼下に武器をブラ下げていますしね。

ただ、AM版はいいのですがRID版はマウント方法に制限があります。
パワーライザーギミックの銃は、どうにか固定して伸ばさないと地面におもいっきりハミ出しますし、スイッチ部分が干渉するため左翼にしか付けられません。
また、銃と剣を合体させると左右両方とも干渉するので翼下には付けられません。
銃は左翼に付けても、内側が微妙に干渉するため、真っ直ぐにはできません。

と、RID版はいろいろな制約付きでの翼下マウントになります。

因みに、武器あり、武器なしで2回裏返しにして撮っただけで、RID版の尾翼は少し
曲がり始めてますw
保管が本当に恐しいです。


続いて、シール有りでのロボットモードです。






RID版の右足の尾翼の変形が変なことになってますが、気にしないでくださいw
この部分、AM/RIDともに結構ゆるいので遊んでるといつの間にやら
明後日の方向に向いていることがありますね。
成型色の分、劇中イメージに近いのはRID版のほうですが、
RID版はヘニャヘニャ軟質パーツなので、AM版のほうが遊びやすいです。

また、劇中再現という意味ではどちらも黄色とシルバーが結構足りませんし、
少しスラッとしすぎている感はありますが、各部の出来は良好です。
足の尾翼を後ろに回せて、肩のカナード翼を大きく引き出せれば
更に完璧だったと思いますが、さすがに高望みしすぎですねw

ただ、肩アーマーはちょっと微妙な気も。
プライム版ドレッドウィングの見た目の印象に大きく関わる部分で、
EZコレクション/Cyberverse版の出来がなまじ良かっただけに、少し残念です。

ドレッドウィングの肩アーマーはもう少し大きく、先に行くにつれて斜め下に下がり、
カナード翼が大きく斜め上に張り出しているのが理想なんですが、
少し小さめで、干渉してしまって下げられません。


続いて各部の比較。



脚部は尾翼のラインと足首に黒いシールがあり、ほぼRID版と変わりません。
が、どちらも劇中設定とは足首の色が違いますね。
足首、膝あたりは塗装してあげると一気に情報量があがると思います。




胸のコックピット脇に黒いラインがシールで追加されましたが、周りの成型色も
暗いのでよくわかりませんね。このあたりは日本版もシルバー塗装してあげると
いいかも知れません。
頭部も角の先のイエローが足りないですが、無くても結構イケメンです。



肩と腕も、前述した前腕肘そばのシルバー以外は変わりがありません。
ここも、カナード翼や手首のイエロー、肘周りを塗装してあげると格好良くなると思います。




胸から腰にかけては、コックピット前の部分のイエローを塗ってあげたいところですね。



向かい合わせで撮ってみましたが、特に書くことはありませんでしたw



主翼付近はシール追加でRID版とほぼ同様になっています。





背中。RID版のパワーライザーギミックの銃をクリアパーツの部分にマウントして
発光させることで、コックピット部分が光ります。
いつものことですが、日本版は特に意味のないジョイントとして存在しますw
また、RID版は尾翼がヘニョヘニョなので、畳んでいる主翼のフラップが倒れてくると
ほぼ支えられず、全開になります。フラップはAM/RID両方ともプランプランなので
ココはAM版のほうが助かりますね。




シールで補われていない塗装として、首の後ろの黒があります。
ロボット時はあまり気にならない部分ですし、ジェット時もあまり目立たない部分ですが
劇中では黒い部分なので、気になる人は塗ってあげると良いと思います。




武器を装備。
劇中みたいな逆手持ちはどちらも軸の長さと手首の構造関係で厳しいです。
特にRID版は軸が短めなので、すぐ外れます。




順手ならどちらも問題なく持てます。
まぁ、RID版は伸ばすとスイッチ部分が干渉して邪魔ですが。




腕の5mm穴にマウントするのが、パワーライザーの本来の使い方ですね。
伸ばす過程で、前腕のクリアパーツが発光します。
こちらならスイッチも干渉しませんし。
ただ少し気になるのは銃身の向きが前腕と角度ついてしまっていることです。

AMはその点、グリップ部分が丁度可動するので、調節可能だったりします。




ただ、丁度いい角度にクリックがないので、上の閉じた状態と下の開いた状態の間の
1クリックの微妙なあたりで止めないと自然な角度にはなりません。




RID版には剣も付属しますが、ご覧のように劇中と比べるとだいぶ短かいです。
造形自体は非常に劇中に似ているので、あんまり気にならないとは思います。


可動について。


股関節はボールジョイントですが、微妙にクセとクリック感のようなものがあります。
立て膝は上写真のようにちょっと無理です。


後ろには90度、前には60度くらいです。


開脚は160度程度。足首は伸ばす方向に動かせますが、脚に収納されてしまうので
実質固定です。
接地面積もあまり大きくないものの、形が良いのか安定感のある足首で
接地性はかなり良いです。




太股にロール軸がありますが、あまり機能しません。開く方向に45度くらい、
閉じる方向にはほぼゼロといったところですが、表情付けには十分だったりします。



肩はボールジョイントですが、肩アーマーと干渉するため、270度ぐらいです。
肩アーマーがほぼ可動しない、避けれないのが地味に痛いですね。



横方向には90度。肩アーマーとの干渉もありますが、
こちらはボールジョイントの切り欠きが元々このくらいで限界です。



肘は90度。上腕と手首に360度のロール軸があります。



首は前後がこれくらい。あまり動きませんね。


横方向には360度回ります。


最後に、EZコレクション版ドレッドウィングと。


なんだか家族のような雰囲気に。



以上、トランスフォーマープライム AM-22 ドレッドウィングと、Robots In Disguise Powerizer Dreadwingの比較を兼ねたレビューでした。

個人的に肩アーマーだけはどうにかしたいものの、全体的な造形や変形は
とても良く出来ていて好印象のアイテムです。

造形は全く変わらないものの、成型色と塗装が劇中に少し近いRID版と、
フニャフニャ軟質素材が解消されているAM版。
他と絡めてコンボウェポンを作れるアームズマイクロンと、劇中に近い造形のPowerizer。
どちらも甲乙つけがたいところですが、RID版はアソートが少ないみたいで
価格がお高めですので、AM版に自前で塗装追加が一番オススメだったりしますw

それではまた。