2012年11月6日火曜日

トランスフォーマー マスターピース MP-11S サンストーム。

本日のご紹介は、Amazon限定トランスフォーマー マスターピース MP-11S サンストームです。


今更なアイテムですが、あまりレビューを見かけないのと、お安くなってきているので。
なんだか日に日に安くなっていきますね、サンストームw
1週間前に33%オフだと思ったら今日は39%オフでした。

写真がだいぶ多めなのでご注意ください。


まずはパッケージから。








デストロン航空宇宙兵だそうで。
パッケージ上面のポーズはスタースクリームとは違いますが、
他はほぼ、MP-11 スタースクリームと同じ構図です。



注意のアップ。
乗り物ではありません。ケープ等で人をつつく、など不思議な表現がチラホラw










MP-11 スタースクリームとパッケージの比較。
前面の写真も撮りなおされているので、細かく見ると角度とか違います。
裏面の写真は、ロボットモードが構図同じで逆向きになるようにしてありますね。



説明書。変形方法の他に細かい設定なども載っています。


説明書裏面。
説明書に細かい設定を載せるのって、なんとなくガンプラのMGを思い起こしますが、
TFやZOIDSのほうがずっと先にやってるんですよね。




カード。ディティールの線のせいか、なんとなく玩具とは印象が違います。
胸のキャノピーの色のせいかもです。
カードのプロフィールには、スタスクのアレに憧れて自前で作っちゃったことが
書かれています。ニューリーダー()には興味ないようですねw




開封。ブリスターは当然ですがスタスクと共通です。








ジェットモードでぐるりと。スタースクリームも戦闘機としてはどうかと思う配色ですが
サンストームはもう、これでもかと言わんばかりに目立ちますねw
前から後ろにかけて、オレンジからイエローへのグラデーションが実にキレイです。
グラデ塗装以外にも配色の違いを成型色で対応できない部分は塗装されているので、
塗装箇所はスタースクリームよりも多いです。




あおりで。F-15の格好良さそのままの素敵ジェットです。
機首の横には太陽をあしらったエンブレムが印刷されています。



パイロットさん。左がスタースクリーム付属のホログラムパイロット、
右がサンストーム付属のホログラムパイロット。
サンストームのほうがゾイドっぽくて好きですw






当然、搭乗可能。キャノピーを閉じた状態でも、サンストーム付属の
銀色ホロパイロットのほうが目立ちますね。




ノーズコーン内のレーダードームの塗装は省かれてしまいましたが、
わりと気になりません。あんまり開けませんしw





機首付近。前述のエンブレムの他にも、エアインテークにファイアーパターンが
追加されています。
ノーズコーンがグレー塗装から白成型色になった他、エアインテークが赤成型色から
白塗装になっています。





ランディングギアの収納が可能。この辺りの塗装箇所は変更ありませんが、
周りの色がグレーからオレンジになったことで、ランディングギアのシルバーが
目立つようになったのが地味に嬉しいですね。





後部のランディングギアも収納可能。
ランディングギアのハッチが、グレー成型色から、イエロー塗装になっています。
周りの成型色のイエローと色合いも近く、少し素材の違いは分かりますが、
自然な感じにはなっています。



裏面全体。どこがどう変形するのかは、わりと分かりやすいほうですね。





エアブレーキが可動。



フラップも可動。



エンジンブロック開閉。
開閉するところの端が黒く塗られていますが、ここの塗装はスタースクリームにはなく、
新たに追加された塗装になります。




ベクタードノズルも可動します。



エアインテークも可動。




スタースクリームには、主翼の先端に、海上衝突予防法のスターボード優先の法則に
由来する、左舷(ポート)に赤、右舷(スターボード)に緑のライトがあります。
私は昔、船に関係していたので、この塗装にはグッとくるものがあります。
参考はこの辺りが読みやすいかと。



サンストームは残念ながら、主翼先端のライトの塗装が省かれてしまいました。
でも、サンストームの色には合わないですし、サンストームの性格上も合わないので
別にいいかなぁと思います。

それでは、ロボットモードにトランスフォーム!



ランディングギアは収納した状態で始めます。


後部を左右に分け、伸ばします。


水平尾翼を畳み、爪先を展開します。



エンジンブロックのカバーを開け、エンジン部分を展開、カバーを閉じます。


立ちます。



主翼からガンマ線レーザー砲(腕についてる武器)を外し、アームを回転させて
逆向きに腕に装着します。


主翼のフラップを畳みます。


主翼を開きます。



ジョイントを外し、主翼を180度回転して、背中にジョイントで固定します。



肩から下を干渉しないように回しながら、腕全体を広げ、手首を出します。



脇腹を下げ、胸を90度下げます。


背中のジョイントを外します。


頭部の耳部分を押し込みながら、機首を折ります。



キャノピーを開き、機首先端を分割して下げたら、コックピット前面を90度回転し、
キャノピーを閉じます。



機首先端が胴体中央を通るように、機首全体を折り曲げます。




機首のキャノピー部分が垂直になったら、機首先端と繋ぐアームを縮めて背中に収め、
背中のパーツを閉じます。



身体を縮めます。


身体を縮めるときに、股関節の上のほうにコックピット前部を固定するジョイントが
ありますが、ほぼ固定できずあまり意味ないので無視して大丈夫です。

トランスフォーム完成。









サンストーム、ロボットモード。
ジェット時は、ノーズコーンとエアインテークだけ白で、残りの部分は
オレンジからイエローのグラデーション、というシンプルな配色だったのに対して、
ロボット時はオレンジを基調に、各部に白、脚を中心に腕にもイエロー、と動きのある
配色になっています。


ロボットモードでMP-11 スタースクリームと。







造形は全てMP-11 スタースクリームと同じものの、色が違えば別人を
体現しているかのような雰囲気の違いがあります。

続いて各部。
まずは頭部から。



顔がガンメタリックからシルバーになり、あんまり悪いこと考えてなさそうな
お顔に見えますねw

続いて腕部。


肩もグレー成型色から、オレンジ塗装に変わっています。


前腕はどちらも塗装ですが、サンストームはファイアーパターンのタンポ印刷が
追加されています。
手首の代りに腕に収納される部分ですが、濃いグレーの成型色から白の塗装になり、
前腕とこの部分の両方が塗装になったため、開封時は少しくっついていました。
もし、最初に動かしたときにココが動かないようでしたら、塗膜がくっついていることが
考えられますので、無理に動かさず、白パーツと前腕の間を少し拡げるようにすれば
癒着を剥せます。

続いて脚部。



前述の通り、後部ランディングギアのハッチが塗装になっています。
他にも、水平尾翼、垂直尾翼が全塗装になっています。

続いて胴体。



脇腹の塗装箇所が逆になっています。
グレー成型に赤塗装だったのが、オレンジ成型に白塗装になりました。




前述の通り、エアインテークの白は塗装になっています。
内部のモールドが引き立つようになりましたね。

続いて主翼。



先端のライトと、グラデ塗装のイエロー部分に塗装の違いがあります。



エアインテークのファイアパターンはこの位置に。

と、本体の比較はざっと以上な感じです。
塗装箇所が増えたことで、塗膜剥れに気をつかう面もありますが、
質感が向上したことのプラス要素のほうが大きく感じます。
肩は少し角が剥げかけてきてますがw


さて、ここからは付属品です。

サンストームお手製の模造品w

スタスクの儀礼装。


ここ間違って今までの左右とは逆に並べてしましましたが、左がスタースクリーム、右がサンストームのものです。



サンストームのものは、全体が半透明でメタリックなクリアパーツで成型されています。
透明度は低いですが、裏側の影ぐらいは分かります。







ショルダーアーマーは全体がメッキ仕様になりました。
メッキの上にクリアパープルで塗装されており、とても綺麗です。



スタースクリームのもの(左)と比較すると、質感が全然違いますね。
紫と金の色味も変更されています。


王冠。こちらもショルダーアーマーと同じ色に変更。
スタースクリームの物と比べると、前以外の角の根本の塗装がなかったりします。
スタスクの儀礼装に憧れて作ったわりには、細部はテキトーなんですかね。





ぐるっと。



スタースクリームの王冠と。
当たり前ですが色合い的に、スタースクリームのもののほうが王冠っぽいです。
ニューリーダー()みたいにガルバトロン樣に殺されないように、
王冠色は避けたのかもしれません。
彼は権力欲はないそうですから、王冠そのものにこだわりはないでしょうし。


模造礼装、装着。















さすがにサンストームが憧れて作っただけあって、素直に格好良いです。
オレンジ、イエロー、白とあまり色調に差がなかったところに、
メタリックパープルですから一気に引き締まって見えますね。

さすがに形状から多少干渉はするものの、ショルダーアーマーは可動も考慮された作りに
なっているので、可動範囲はあまり変わりません。

ケープは左右非対称になっていて、風にたなびいているかのようです。



ケープ接続部。背中のパネルにはめこみます。
結構がっちりはまるので、ポロリどころか自重を支える役に立ちます。


ケープは3枚がヒンジ状になっていて、拡げたり畳んだりできます。











ケープを閉じた状態でぐるりと。
ケープを閉じると左右がほぼ対称になり、風にたなびいている感じは無くなります。


ケープの基部は左右に可動します。





ケープを閉じた状態でも、開いた状態でも同じように左右に可動できます。



なんとなくソレっぽいポーズ。
パッケージもソレを意識したポーズになっていますねw
サンストームはポーズも真似たかったんでしょうか。



ショルダーアーマーは、肩に設けられた専用の可動部分に接続しますので、
肩の可動と独立して動かせます。



王冠はかぶってても、かぶってなくても頭部の可動はこんなものですw
エアインテークがあるので仕方ないですね。



ショルダーアーマーは肘の可動には干渉しません。


肩を横に水平まで上げたあとに腕を戻すと、ショルダーアーマーがこんな感じになりますw
肩の外側に軸接続されているので、腕を横に上げたあとは直してあげる必要があります。


儀礼装スタースクリームと。












カ、カックイイーー!!
スタースクリームに付属するからサンストームにも付属するだけのこと、くらいに
最初は思っていましたが、こうして並べてみてもサンストームの模造礼装は十分に
格好良く、無かったら無かったで不満が出そうです。
模造礼装の設定もサンストームに合っており、なかなか魅力的な付属品に
なっていると思います。


スタースクリームから王冠を奪ってみました。





これはこれでなかなかですが、サンストーム、スタースクリームともに
王冠が目立たなくなってしまうので、元通りのほうが良い気がします。
あと何となくスタスクがかわいそうなのでw


ここからは、礼装なしでの本体の可動について。





首は上に15度、下に15度くらい。
左右はエアインテークに干渉して90度くらいでしょうか。
飛行キャラなのでもう少し上を向けると有り難いんですが、まぁ仕方ないですね。





肩の可動は、横方向に100度くらい、内側にも少しだけ曲げられます。
前後は主翼に干渉するまで。主翼は後ろに倒せますので、避けようと思えば避けれます。


胸が固定されていないので、肩を動かすときは胸ごと動きがちなので注意が必要です。







肘は160度くらいです。上腕より肩のほうがでっぱっているので、
肩に干渉するまで可動します。
肘にはメッキのシリンダーが仕込まれていて、動作に合わせて可動します。




上腕と肩の間にロール軸。上腕についているガンマ線レーザー砲が、
胴体に干渉するまで回ります。






手首は360度回り、親指と人差し指と残り3本の指がそれぞれ独立可動。
親指以外は第一関節も動くこともあって手だけで様々な表情が作れます。



上のほうで紹介し忘れていた、バーストミサイル。
軸の固さが丁度良く、パカパカ開くこともなければ、
開けるのに苦労することもありません。

続いて、脚部の可動です。



開脚は腰の横のパーツが干渉してしまうので、45度くらいが限界です。




太股にロール軸があり、尾翼を避ければ360度回ります。




膝は2重関節で限界は140度くらいですが、デザイン上干渉が多いので
脚を前に出さなければ限界まで曲げられません。



バランスはなかなか優秀なのですが、脚の可動範囲が狭いのであまり生かす機会が。


股関節は前には45度くらいです。

腰の横のパーツは、股関節の脚側に接続されているため、脚を動かすと一緒に動きます。
干渉の元にもなっていますが、腰側にスカートのようについていたら
もっと干渉が酷かったと思います。


ちなみに膝は逆側にも少し曲がります。



股関節は後ろには70度くらいまでですが、膝を曲げていると尾翼などが干渉するので
もっと早く限界に達します。




足首は変形の都合で前後にも動きますが、限界まで前に拡げた状態でないと
接地性がさがります。



変形の都合で左右にも少し回転します。
ほぼ固定であまり接地性の高くない足首ですが、外側方向への回転は
接地性向上に役立っています。





ガンマ線レーザー砲は、腕と接続しているアームの両端がボールジョイントになっています。
サンストームで唯一ボールジョイントが使われている部分です。
腕側が腕自身の可動のため、武器側が武器の細さのため、どちらも軸関節を
仕込みづらいところですので、仕方ないと思う反面、やはりボールジョイントなのは
残念だと思う自分もいたり。


以下、MP-12 ランボルと北斗の拳ごっこなポーズ。


ホワァアア。

アタァアッ!

フンッ!

ガシィッ!

アーマー装着。

ヌオォオ...。

北斗剛掌波ッ!


マント、じゃなかったケープで支えています。
ていうか、これマントじゃ...?

蹴りはコレくらいが限界。

でもランボルさんには丁度ヒット!

ちなみにマントじゃなかったケープなしでも蹴りは可能です。



アタァッ!!


ランボルさんの蹴りの範囲は凄まじいですね。




サンストームがラオウ、ランボルをケンシロウっぽく見立ててます。

そんな感じで、トランスフォーマー マスターピース MP-11S サンストームのレビューでした。
スタースクリームの色変えではありますが、個性的な配色や細かい設定の追加もあって
なかなかの良アイテムになっています。
じわじわとお安くなってきているところですので、ご興味のあるかたはお一つ如何でしょうか。

それではまた。


今日のボツ写真。