2012年12月9日日曜日

HGUC ガンダムデルタカイ。

本日のご紹介はHGUC 148 ガンダムデルタカイのパチ組みです。


差し替えですが、きちんと変形します。
と言うものの、その差し替えっぷりと手順の多さにはちょっとゲンナリしますが、
それはそれとして両形態ともとても格好良く出来ています。


ちょっとパーツのポロリが多いのが気になりますし、可動もあんまりで、
デルタプラス、デルタガンダム同様、変形自体には楽しさが感じられずむしろめんどい
だけですが、飾っておくだけなら格好良いので悪くないのでは、と思います。
ブンドドして遊ぶ分にはオススメできません。
変形も一部差し替えとかではなく全面的に差し替えですので、変形を楽しみたい方にも
オススメできません。

それでもデルタ系が好きという方にはオススメですw



変形の写真も載せてあるので、ちょっと枚数が多いですので
(というか比較に出したデルタガンダムの変形写真も載せてしまったのでとても多いです)
続きを開くときは気をつけてください。




まずはパッケージ。



いつも通り格好良いパッケージアートと設定など。
形式番号はMSN-001Xということで、デルタガンダムにX(ギリシャ文字でカイ, χ)が
追加された番号になりますね。
χは22番目になるわけですが、アナハイムガンダム的な順番だとイオタがSガンダム、
ファイ、カッパは既にそれぞれ存在しているので妥当なところですかね?




中身。HGUCとしてはブ厚めな箱で、結構な数のランナーが入っています。
ガサガサと取り出してたら、我が家の主のチェックが入りました。異常なし。


説明書。
いつも思いますが、もうちょっと細かい色指定をつけてほしいです。

パチパチとてきとーに組み上げてまずは本体から。




ぐるりと一周。
デルタガンダム、デルタプラスの雰囲気は残っているものの、
部分的にはνガンダムやユニコーン、シナンジュっぽい意匠が入っています。
色合い的にHi-νやヘイズルっぽさも。


サイドスカートが大型化され、ウィングバインダーみたいになっているのも特徴。
ゼータプラスも段々サイドスカートが大型化されていったりしていましたね。


プロトフィンファンネルを装備。




プロトフィンファンネルを付けるとシルエットがガラリと変わりますね。
迫力があっていいのですが、ファンネルをつけるとバインダーとファンネルが一気に
ポロリ要員に成り果てます。
まぁ最大のポロリ要員は後述のシールドですが。

各部アップ。


頭部、胸、肩などこの辺は新規造形です。
ヘの字のスリットはありませんがガンダム顔になりました。
頬や肩、胸の黄色はシール。
今回、目のシールがいつもより大分貼り難くなっていました。
塗装がラクな場所なので、塗装してしまったほうが良いかもです。


腕。肩アーマーの内側に見える黄色い羽根は上下に可動します。
肩アーマーがポーズつけているときに結構ポロリします。


胸から腰。
この辺は、サイドスカート以外はデルタプラスと共通部分も多いです。


サイドスカート。
シールだらけです。紫と上部のグレーがシール。
シールの形状も丁度いいところとサイズが合ってないところとあり、
細く長いシールは剥がれやすいのもあって、塗装をオススメします。


脚。
黄色はシール。膝の突き出た部分もポロリしやすいです。


背中。バインダーの紫とリアスカートの黄色はシール。
バインダーの基部は固定になっているので、羽根の一部しか可動しません。
そのわりにはポロポロとファンネルもろともよく落ちます。

と変形の都合で接着できない部分でポロリが大量発生してるので、ブンドドしたい人は
変形を捨てて接着してしまうのも手だと思います。




お顔。
百式っぽいデルタガンダム、デルタプラスも良いですが
これはこれでなかなか。
ガンダムエースで主役機として連載されるらしいので、分かりやすいガンダム顔に
なっているのかも知れませんね。


可動など。



肩は前後スイングなし、上下360度回転、横は60度くらいまで。
ただ、肩は見た目と軸がずれているので、回転すると見栄えが。
肘は90度くらいまでです。


腰は上写真くらいまで横ロール。


股関節は前90度、後ろはリアスカートに干渉するので10度くらい。
膝は二重関節ですが、写真くらいが限界。


爪先は伸ばす方向にここまで曲がります。


横への開脚はこれが精一杯。
サイドスカートに干渉するより早く限界が来ますw


 首は上下がこのくらい。上はほぼ向けません。


横は真後ろまでは周りませんが、十分に動きます。

と、全体的に可動はいまいち。
元になったデルタプラスの可動も残念なので、仕方ないところではありますね。
とは言え新規造形の部分くらいは改善してほしかったところ。



付属品。
一番下は説明書にはないですが、ランナーにあったので作ったデルタプラスの銃です。


ロングメガバスターとシールド+ハイメガキャノンを装備。




ロングメガバスター、シールドともにデカくて、はったりが効いていいのですが、
取り回しに困ったり、シールドがポロポロ取れ過ぎて困ったり。
とくにシールドは、このデカさで前腕の一点に2mmx1mmくらいの突起で
嵌まっているだけなので、シールドの重さだけで放っておいてもすぐ取れます。



シールド。
表面後方の出張っている部分がハイメガキャノンで取り外し可能です。


ロングメガバスター。
保持は手の内側にダボがあり、手の表と裏で挟み込むタイプ。
変形時に武器をマウントする場合、手を分解する必要があるのでちょっと面倒です。
あと小脇に抱えないと手首のボールジョイントが重さに負けます。


 


シールド裏面にサーベルラックがあり、基部から可動します。


ビームサーベルは2本ついてきますが、持ち手は右手しかありません。



プロトフィンファンネル用の台座がついてきます。
角度固定で、高さも低いため使い勝手はいまいちですが
付属するだけでも有り難いかなと思います。


設定的に元になったデルタガンダムと。





特徴的な部分は全部違うので、全く違うように見えますが
根本的な部分では一緒です。



デルタガンダムはやっぱり百式ベースだからこその格好良さがありますね。
デルタカイはもう完璧にガンダムです。


地味に上腕が一緒です。
デルタガンダムには左右の平手が付属するのも嬉しいところ。
デルタカイにも付けばよかったんですが。


お腹とサイドスカートの基部は一緒で他は違います。



太股と足首は一緒です。脛は似てますが別形状。
膝はSガンダムばりの尖りっぷりに。



背中とバインダーは似てるように見えて全て別パーツ。


シールドはもう丸々違いますね。


ちなみにこちらがデルタガンダムの付属品。
なんですが、変形用足首を撮り忘れています。

手首は平手の分多くなっています。


さて、ここからはウェイブライダー形態への差し替え変形手順を写真で。


取り敢えずバラバラに。
分かり憎くなるので、ここまでしかバラしてませんが、
後ほど更にスカート、肩、脚をバラします。



変形用パーツ。
胴体、肩、かかとが専用のパーツに変更になります。



まず胴体から、リアスカートを引っ剥がします。
サイドスカート基部と残りの胴体は使いません。


変形用胴体にリアスカートを装着。



肩アーマーを分離、変形専用のものを使用します。
左側が変形専用、右が通常の肩アーマーです。



 変形用胴体を裏返し、腕を装着した後、変形用肩アーマーを装着。



シールドの肘との接続部分を外します。
この部分がもう少ししっかりしていれば、シールドがポロポロと取れることも
なかったろうに。残念ですね。


シールドを変形用胴体に接続。
ウィングバインダーも接続。


脚部を分解します。
かかとは専用のものを使用するので、通常のものは余剰に。
ふくらはぎのスタビライザーのようなパーツも外します。


下が通常かかとで上が変形用かかと。だいぶ小さくなります。


変形用かかとを爪先に装着し、脚へ装着。


ふくらはぎのスタビライザー状のパーツには突起が2つあり、MS時は下、WR時は上の
突起をふくらはぎの同じ位置に差し直します。

更に膝を分離。


膝関節を逆に曲げてS字状にします。


 新たに露出した差し込み口に膝パーツを装着。
元の差し込み口はあまり目立たないところにあります。


左の写真は片方の膝パーツが元の場所のままのもの。
右の写真は両方変形用の場所に差し直したものです。


脚の差し替えが終ったら変形用胴体に装着。
更にサイドスカートを装着します。


ロングメガバスターのストックの一部を起こします。


ダボでロングメガバスターを装着、プロトフィンファンネルをバインダー下に
マウントしたら、バインダーの羽根を前後2箇所開いてWR完成。







この形態だとさすがに横にデカくて場所を取りそうですね。
各部ゴテゴテしていますが、差し替えだけあって結構薄くなっています。



ちなみにこちらがWR形態での余剰パーツ。
結構いろいろ余っています。


さて、せっかくデルタガンダムも出したので、
購入後1度しかしていなかった変形を久々にやってみようかと。



こちらも各部バラバラに。
胴体からリアスカートだけ使って残りは余剰パーツになるのも一緒です。


バックパックとバインダー、バインダーの基部にバラします。
バインダー基部以外はWRでも使用。


バックパックとリアスカートを変形用胴体に接続。


肩を変形用に変えるのも一緒。左が変形用、右が通常用です。


腕と肩を変形用胴体に接続。


脚もバラして、変形用足首を使用するのも一緒。上が通常用、下が変形用です。


足首を組み直して、膝をS字に。
この辺はデルタカイよりちょっとラクです。



脚とバインダーを装着。サイドスカートを脚の上に装着します。


シールドとライフルを装着したら、バインダーの羽根を前後2箇所展開して、WR完成。



ちなみにこちらがデルタガンダムの余剰パーツ。


そんなわけで、両方ともWR形態になったので比較をば。






 WRも、特徴的な部分は全て違うので、やっぱり結構違って見えますね。
とりあえずデルタカイはいろいろゴテゴテしてますw


最後にてきとーなポーズ。




そんなわけで、HGUC ガンダムデルタカイのパチ組みレビューでした。
造形的にはとても満足しているものの、変形に楽しさがない所や
ポロリのストレスなど、遊ぶ分にはちょっとパチ組みではキツいです。
色分けもシール大量で、そのシールも地味にサイズが合わなかったりするので、
塗装をしたほうが満足できるんじゃないかと。

かく言う私は、デルタガンダムで満足してしまっていたので
色も好きだしなんとなく買ったけど箱にしまっておくことになりそうです。

それではまた。