2013年2月26日火曜日

トランスフォーマー ジェネレーションズ TG-11 ウルトラマグナス。

本日のご紹介は、トランスフォーマー ジェネレーションズから、
TG-11 レッカーズ隊長 ウルトラマグナスです。


既に発売されている、TG-01 オプティマスプライムのリデコアイテムになります。
また、海外版とは成型色や塗装が変更され、キャンディ塗装多めでとても豪華になっています。

それでは続きからどうぞ。




まずはパッケージから。






パッケージイラストは、海外版のTransfomers Generations Fall of Cybertron Ultra Magnus
ものを色合いだけ変更して流用していますね。
製品自体は海外版とは塗装パターンが少し違いますが、その辺りはイラストに反映されていません。

プロフィールは次のようになっています。

「オートボット、ディセプティコンを問わず、ウトラマグナス(原文ママ)という勇敢な部隊長の名を
知らないサイバトロン星人はいない。重装甲に身を固めた彼が戦いの前線に姿を現すと、
味方は勝利の雄叫びを上げ、敵兵は戦場を見捨て撤退する。アイアコンで保管されていた
合体武器コロナグレイブの力を解放したウルトラマグナスは精鋭部隊「レッカーズ」を結集し、
ショックウェーブのスペースブリッジ計画をなんとしても阻止する。」

海外版のキャラクターバイオでは、以下の通り。
"ULTRA MAGNUS is legendary among AUTOBOTS and DECEPTICONS alike.
The mere sight of his armored form charging into battle is more than enough to inspire
his troops to victory, and his strength as a warrior is more than enough to break any
DECEPTICON army."

今回も、海外版に比べてプロフィールは詳細になり、新たに設定も盛り込まれています。







ビークルモードでぐるっと。
国内版にはビークルモードとしか記載されていませんが、海外版では
サイバトロニアントラックモードとなっていました。
まぁ、トラックと言われてもあまりピンと来ない形ではありますがw

ビークル前半は明るめのメタリックライトブルーでのキャンディ塗装が全面に施されていて
とても綺麗ですね。
ビークル後半はメタリックライトブルーの成型色になっていて全面塗装ではありませんが、
こちらの成型色もとても発色が良く、全身この成型色でも良かったくらいの良い質感をしています。
(むしろ後述の塗膜の厚さによる弊害があるので、成型色のほうが...と贅沢な悩みですがw)



後部に付属の武器をマウント可能。
この武器、パッケージでは特に記載がなく、説明書では武器Aと武器B、または銃と剣としか
記載されていないので、正式な名称は分からず。
海外版でも、ソードとブラスターとしか記載されていませんでした。
FoC オプティマスプライムの海外版だけ、イオンキャノンという名前があるんですが、
これもイオンキャノンでいいのか良く分かりませんね。

そもそも国内版のジェネレーションズ オプティマスの武器名も書いてないですし。
国内版ジェネレーションズでは、G1当時の武器名を持ってきていることが多いので、
イオンブラスターかも知れません。謎ですw


イオンキャノン(仮)は、ロボット時の足裏の5mm穴にジョイントしています。

ちなみに、海外版では3列の排気管の1番上にも装着できると説明書に載っていましたが、
国内版では記載されていません。
海外版も、排気管に武器を装着すると微妙に径が合わないらしく白化が起きてしまいましたから
わざと削除したのかも知れませんね。
国内版オプティマスの説明書はどうだったか、調べ忘れてしまいましたw



付属の剣、コロナグレイブは横にマウント可能。
剣なのにグレイブとは、一体なにがどうなってるのやらw






海外版と比較。(右が海外版です。)
成型色の変更以外にも、塗装がだいぶ豪華になったのが分かるかと思います。


付属の武器Aと武器Bですw
剣のほうはコロナグレイブで合ってると思います。
さすがにパッケージ裏で触れた武器が入ってないということはないと思うので。


海外版と武器を比較。
塗装の色合いはほぼ変わらず。成型色は国内版がブラック、海外版は黒に近いグレーと
なっています。
混ぜたらたぶん分からなくなりますねw


それでは、トランスフォーム!


ビークル後部を持ち上げて後ろに伸ばします。


脚を左右に分割して、足を足首から動かしたら脚部完成。
腰を下に曲げて立たせます。


バンパーを左右に分割して90度曲げて腕に沿わせたら、肩ブロックごと腕全体を上げると
連動して頭部が起きあがります。
首の後ろのパネルを180度倒して背中に嵌めて固定します。


肩を下げて、上腕を180度ロールさせて、肘を伸ばし、手を180度ロールさせたら、変形完了です。

注意点として、肩のボールジョイントが異常なまでに固く、繋っている軸が頭部との連動変形の
都合で細いパーツになっているため、もげそうになります。
実際はプラの弾力でだいぶ歪んでももげずに元に戻るのですが、正直怖いです。

お子様に購入してあげる場合は、最初はお子様ではなくご両親が変形してあげて、
肩の関節を慣らしてあげるとよいかも知れません。






ウルトラマグナス、ロボットモード。
ビークルモードでフロントだった部分が上半身に、リアだった部分が下半身に。
塗装も上半身がほぼ全面塗装になっています。上腕のシルバーも塗装です。

各部。




海外版との違いは、後ほど比較画像で。

全体的に豪華塗装で見た目と質感が良くなりましたが、前述した注意点の
肩関節が非常に硬くてもげそうで心配な点は、肩パーツが裏側も全て
キャンディ塗装されているため、塗膜の厚みでボールジョイントの受けが狭くなっているからです。

実際はプラ(ABS樹脂)の弾力のおかげで、もげることなく元に戻りますが、
心配なかたは、ボールジョイント内側の塗装を剥がしてあげるか、ボールジョイントを少し削って
小さくすると良いかもしれません。



 武器Aと武器Bを装備した状態。
どっちが武器Aでどっちが武器Bかは分かりませんw




おそらくコロナグレイブのほうの武器は、分解して3つに分けて、銃と合体させることで
大きな一つの武器になります。
もしかしたら、この形態がコロナグレイブなのかも知れません。少しグレイブっぽくなりましたしw

とすると、武器Aと武器B両方でコロナグレイブということになるのかもですね。






コロナグレイブ?な武器合体状態です。
一応、武器合体前から(角度限定ですが)剣は両手持ちが可能です。振り下ろせませんがw








海外版のGenerations Fall of Cybertron Ultra Magnusと比較。





頭部。
海外版との違いは成型色の変更の他、白塗装部分はシルバー塗装に、
目が赤から水色に変更されています。
ちなみに頭のメタリックライトブルーは脚部と同じく成型色のままです。




胴体。
全塗装に加えて、海外版から襟というか、首の横の部分とお腹にピンク塗装が追加。
脇腹に赤、胸の窓っぽい所のラインの塗装が追加されています。
代わりに、背中のスラスターのようなディティールの内部の塗装がなくなりました。
腰パーツのお腹部分は、海外版が左右のディティールに赤塗装だったのが、
お腹全体がシルバー塗装に変更されています。





 腕。
こちらも全体にメタリックライトブルーのキャンディ塗装になったことに加えて、
肩の赤いディティールとシルバーのラインの塗装が追加されています。
また、腕の内側で見えていませんが、タイヤのホイールの塗装パターンが変更され
よりCGイラストに近付いています。

また、TG-01 オプティマスでは、変形時に固定する用の腕のジョイント部分だけ塗装が
されていませんでしたが、ウルトラマグナスではその部分もキャンディ塗装がされています。

おそらく、オプティマスはメタリックレッドのキャンディ塗装だから、剥げやすそうな部分の塗装が
最初からされていなかったんだと思います。
メタリックレッドのキャンディ塗装は、シルバーの上にクリアレッドを吹いてありますが、
このクリアレッドって、とても剥げやすい塗装なので、オプティマスはソコを塗装せず、
メタリックライトブルーで、とくに剥げやすくもないウルトラマグナスはパーツ全塗装で工程を省いて
いるのだと思います。



 脚。
タイヤの塗装パターンが変更されている他、膝の内側にピンクの塗装が追加。
代わりに爪先の塗装がなくなりました。


 可動とか。



首はボールジョイントです。
上にはあまり向けませんが、下は結構向けます。
横には360度回りますが、顎と襟が干渉するので、真横を向くときは上を向きながらになります。



肩もボールジョイント。
上下には360度回ります。左右は50度くらいまで。
前述通り固いので結構気を使います。
削ってあげたほうが精神衛生上良さそうな気はしますw


上腕は横に360度ロール。
肘は1軸で130度くらい曲がります。
手首は横ロールのみで、360度回転。
得物が重い分、手首の横可動のみは、有り難いところ。
肘も塗膜の厚みもあって渋めで、腕が武器の重さに負けることは全くもってありません。


腰はボールジョイントで、360度回転可能。
変形の都合で80度くらい反らすことも可能です。


股関節もボールジョイント。
前後の開脚は前が90度、後ろが110度くらい。
横への開脚は90度ずつ、180度可能です。


太股の上部にロール軸があり、360度回転可能。
膝は1軸ですが、ロボットモード時の足首の位置で160度くらい。
足首の上側の変形用の軸を少し戻してあげると、足首と太股が干渉しなくなり、
膝を180度曲げられるようになります。


足首は変形用の軸と、ボールジョイントの複合です。
ロボットモードでの正しい位置では前に15度、左右も15度くらいずつ、後ろに30度くらいと
あまり動きません。
変形用の軸を45度くらい戻してあげると、前に90度、後ろに30度、左右も30度くらいずつと
結構動くようになります。かかとに相当する部分がなくなってしまうので、使い方は限られますが、
結構な重さで長い武器を構えるので、足首の調整がしやすいのは結構嬉しかったり。


そんなわけで、トランスフォーマー ジェネレーションズ TG-11 レッカーズ隊長 ウルトラマグナスの
レビューでした。

全面塗装で非常に綺麗に仕上がっていて、剥げにくいブルー系の塗装なので安心して
遊べるかと思いきや、塗膜の厚さからくる肩関節の固さだけネックです。
ねじ切れる前に慣らされて滑りが良くなるかは微妙なところですので、ねじ切らないうちに
加工してあげたほうがいいかも知れません。

とりあえず、タカラトミーの幸さんと、TFプライムのホイルジャックやビーコンの声優をされている
泰さんのツイッターでの会話によれば、今後シティコマンダーとして遊べそうとのことですので
良いように解釈すると、Toy Fair 2013でお目見えしたGenerations Metroplexが国内導入
されて、ウルトラマグナスと絡めて遊べるということかもしれません。

まぁ、メトロプレックス云々は置いておいても、少くとも幸さんの言う通りマストバイな出来ですので
是非お手にとってみては如何でしょうか。

それではまた。